注文住宅の家づくりに欠かせない存在!土地購入における豆知識を紹介
このサイトでは注文住宅を建築する上で欠かせないプロセスである、土地の購入について役に立つ豆知識を紹介しています。
どこに建築するかによってその後の暮らしが大きく変わるので、自分に合った環境を見つけることが重要です。
選び方のポイントや値段の相場など家づくりにおける基本的な知識を身に付けた上で、後悔しないようにじっくりと検討してから買うのが良いでしょう。
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注文住宅の家づくりに欠かせない存在!土地購入における豆知識を紹介
- 土地購入の基本で覚えておきたい容積率や建ぺい率とは?
- 土地購入の知識で覚えておきたい旗竿地とは?
- 土地購入の豆知識!1坪とはどのくらいの広さになる?
- 土地購入後の税金には固定資産税や都市計画税などがある
- 土地を購入する前に知っておくべき建築条件付きとは?(2023.3.1)
- 古屋付き土地物件は購入後に実費で建物の解体が必要(2023.3.1)
- 土地購入の前に確認しておきたい水はけの良し悪し(2023.3.1)
- 土地を購入する前に風通しや日当たりなどを確認(2023.3.1)
- 土地を購入する前にハザードマップを確認して自然災害の有無を調べる(2023.3.1)
注文住宅の家づくりに欠かせない存在!土地購入における豆知識を紹介
注文住宅を建築する場合、まずは土地選びからスタートするのが一般的です。
相続などによって先祖代々受け継いでいる土地などがない限りは、自分たちで気に入った環境の土地を購入することになるでしょう。
都心部は値段が高額になりがちなので、同じ予算であれば郊外よりも広さが狭くなります。
また今後のライフスタイルをよく勘案した上で、学校や病院、スーパーマーケットやコンビニといった周辺施設が充実しているかどうかも確認しておきましょう。
土地購入の基本で覚えておきたい容積率や建ぺい率とは?
土地の売出広告にはさまざまな情報が掲載されていますが、住宅などの建物を建てる前提で購入する際は、その中でも特に容積率と建ぺい率という2つの数字をチェックする必要があります。
このうち前者は、敷地の面積に対する延べ床面積の上限を示す数値です。
一方、後者は敷地に対する建築面積の上限を示します。
ここでいう延べ床面積とは、建物における各階の床面積をすべて合計したもののことをいいます。
また、建築面積とは建物の水平投影面積のことで、頭でっかちのような変形の建物でない限りは基本的に1階部分の床面積に相当します。
つまりこの2つの数値は、その土地にどれくらいの大きさの建物を建てられるかを表していることになります。
たとえば敷地面積が100平方メートルの土地が建ぺい率60%となっていれば、そこには1階部分の床面積が最大で60平方メートルの家を建てられます。
さらに容積率100%となっていれば、その上に40平方メートルの2階を付けることができます。
もちろん、1階部分を少し減らして1・2階とも50平方メートルにすることも可能です。
土地購入の知識で覚えておきたい旗竿地とは?
土地の形状には様々な種類がありますが、旗竿地とは道路に接している出入り口部分が細長く、その奥にまとまった敷地がある形状の土地のことを指します。
都市部に比較的多い形状の土地で、道路から奥まった敷地に建物を建てることになるので、周囲の建物によって日当たりや風通しが悪くなる傾向があります。
そのため、マイホームを建てる際は間取りを工夫して日当たりや風通しを確保することが重要です。
建築や解体の際に重機が奥まで入っていけない場合があるのもデメリットのひとつで、このようなケースでは現場での職人の作業量が増えるため建築コストが高くなります。
加えて、外構工事費が高くなりやすい、駐車場の幅に制限が出るといったデメリットもあるので注意が必要です。
一方で、旗竿地は道路から離れた部分に建物が建つので、静かな環境で暮らせるというメリットがあります。
また、基本的には近隣の価格相場よりも安く売りに出されているケースがほとんどなので、土地の購入費用を抑えたいという方にはおすすめです。
土地購入の豆知識!1坪とはどのくらいの広さになる?
不動産の取り扱う土地の広さは、「坪」という単位で表記されることがほとんどです。
では、1坪というのはどのくらいの大きさなのでしょう。
いわゆる1坪は、3.3平方メートルと言われています。
実はこのあとに小数点が延々と続くのですが、あまりにも長いため表記はしていません。
ただしこの誤差が、大きな土地を購入すると響いてくる場合があります。
100平方メートルとなると、0.05坪ほど違いが発生するのです。
1つの「坪」をイメージしたい場合は、畳を想定することが一般的です。
畳の二畳分がいわゆる「坪」の単位とされています。
これはあくまで土地イメージとして活用することが大切です。
地域の土地により、畳の大きさは異なります。
どこでも同じ畳二畳の大きさではありません。
正しい距離を把握したいときは、しっかりと不動産にメートル方式での算出を依頼することが大切です。
加えて、契約書上の表記においても「坪」とメートルが使い分けられている場合があることを覚えておきましょう。
土地購入後の税金には固定資産税や都市計画税などがある
土地を購入すると、毎年「固定資産税」とよばれる税金を納めていかなければなりません。
法令に基づいて都市計画区域に指定されている地域に土地を所有している場合は、「都市計画税」の納付義務も発生します。
固定資産税と都市計画税は、ともに1月1日の時点で対象の資産を所有している者に4月1日から翌年3月31日までの1年度分の税金を納める義務があります。
該当者には資産がある市町村から納税通知書が送付されてくるので、その内容にしたがって納税手続きを済ませます。
税額は、固定資産税評価額に自治体が決めた税率を乗じた金額で、評価額がわかれば自分自身で計算することが可能です。
2つの税の違いには、固定資産税が土地・建物・償却資産の3つが対象なのに対して、都市計画税の対象は土地と建物のみであること、税率が固定資産税が1.4%前後なのに対し、都市計画税は0.2~0.3%であることなどが挙げられます。
税額はそれなりに高くなりますが、所有している物件が宅地なら特例制度を利用して減額させられる場合があるので、条件をみたしているのであれば是非活用しましょう。
土地を購入する前に知っておくべき建築条件付きとは?
土地には様々な種類が存在していて、事前にどういった条件が付いているのかということを調べておかないと大きな損失に繋がってしまいます。最もわかりやすいものとしては、建築条件付きの土地が存在します。文字通り、建築を行うことを条件として提供されている土地のことを指します。普通は、自分でどういったものを建設を行うのかということを考えていくことになるのですが、建築条件付きのものが提供されている場合には将来的にその場所に指定された建設物が建設されるということが確定されています。ですから、購入する場合にはそれがどういったものであるのかということを事前に確認しておく必要があります。例えば、こういった表記がされていること場合は現状でそこに何もなくても、将来的に手に入れることを想定して事前にコストを支払っておくというサービスになります。そのかわり、自由にその場所に建設を行うことができなくなりますので自分の目的に見合っているかどうかということを確認することが必須です。
古屋付き土地物件は購入後に実費で建物の解体が必要
古家付き土地物件は、比較的安い価格で販売されていることが多いため、お買い得と感じることも少なくありません。しかしその家がそのまま住むことができる場合であればともかく、そうでない場合には解体を行う必要があり、これは購入者の負担となるため注意が必要です。これらの条件は重要事項説明の中で明記することにはなっていますが、一般的にはこの内容は契約時に明らかにされるため、なかなかこの部分にまで意識が向くことがなく、価格が安いと言う部分に惑わされてしまうことが多いものです。 さらに注意しなければならないのは、この物件が再建築不可物件であった場合です。再建築不可物件の場合には取り壊してしまった場合には新たに住宅を建てることができないものとなっているので、これを知らずに解体をしてしまうと家を建築することができない土地になってしまうので注意が必要です。土地を購入する際にはその価格だけではなく、様々な条件や経費に注意をすることが重要となります。
土地購入の前に確認しておきたい水はけの良し悪し
土地購入の判断基準は人それぞれ様々ですが、少なくとも水はけの良し悪しの確認はしておくべきではないでしょうか。水はけの悪い土地は苔が発生しやすいばかりか、湿気が多くて湿度が高く、室内にカビが生えやすい傾向があります。つまり天気が良くても水分を多く含み乾きにくいので、1年を通してジメッとした空気になりがちです。ジメッとしているだけならマシですが、湿度が高いので洗濯物は乾きにくく、部屋干しをすると更に湿度がカビが発生しやすくなります。カビはダニを呼び込みますし、胞子は吸い込むとアレルギーの原因になるので、アレルギー体質の人にとってこのような土地は大敵です。折角土地を買ったのに健康上の理由で住めないとなれば本末転倒ですから、必ず湿度を含めて確認することをおすすめします。近隣のお宅にお邪魔させてもらい、湿気を体感して問題ないことが確認できれば、前向きに購入を検討したり家づくりが本格化できるのではないでしょうか。
土地を購入する前に風通しや日当たりなどを確認
これから家を購入しようとしている場合には既に出来上がっている建売住宅を買う方法と設計の段階から関われる注文住宅の家にするかの2つの方法があり、そのどちらを選ぶかによって今後の方針が大きく変わってきます。 建売住宅の家を買う場合にはそれほど大変なことはなくスムーズに事が運びますが、注文住宅の家の場合は自分の気に入った家が手に入る代わりにするべきことが色々あるので注意すべき点も沢山あります。 多くの場合先ず初めに土地を購入してそこから家を建てることになりますが、その場合には風通した日当たりなどをよく確認することが大切です。 季節ごとの日射角度を把握することも重要でそれによって夏と冬の寒暖の差が出てくるので、この点に関しても面倒だと思わずにしっかりとチェックする必要があります。 このように土地を購入する前には風通しや日当たりなどを確認することが大切ですが、わからないことがあればその道の専門家などから話をよく聞くようにした方が良いです。
土地を購入する前にハザードマップを確認して自然災害の有無を調べる
土地を購入する前には色々な角度から情報を集める必要があると言われており、治安の良さや周辺施設、土地の価格など様々な観点から購入候補地を考えなければなりません。様々な情報がある中でも特に重要だと言われているのが、安全な暮らしを実現するために欠かせないハザードマップの内容です。確認することによって自然災害の有無がある程度予想できると言われているので、住みたい地域がある程度決まっている人は早い段階で確認するように心掛けましょう。自然災害の少ない地域であれば安全ですし、災害の可能性がある場合はそれに耐えられるようなしっかりとした頑丈な素材の家づくりを行うことが大切です。多くの人が立地条件や購入費用などに注目しがちですが、自然災害に関する情報が得られるハザードマップは必ず確認しておくべきでしょう。自身や水害など色々な災害の起こりやすさなどを知ったうえで、その土地を購入するかどうか考えるのがおすすめです。